パーソナライゼーションに必要な4種類のデータ
健康アプローチのパーソナライゼーションには、
①ライフログデータ
②ライフサイエンスデータ
③健康診断データ
④医療データ
といった4種類のデータの活用が考えられます。
①ライフログデータ
体温や心拍数、ストレスレベルなどのバイタルデータをはじめ、運動や食事など日々の生活の中で生まれるデータを活用します。
これらのデータは、フリクションレスなミラーなどのツールを用いて、生活導線の中で円滑にデータを取得、蓄積させていきます。
②ライフサイエンスデータ
ライフサイエンスデータは、遺伝子や腸内細菌といった情報です。
これらのデータは個々人の不変な基礎情報であり、パーソナライズを考える上で重要な要素です。
NTTデータでは、食品企業様がゲノム解析データを用いて研究開発を行えるようにするためのオープンイノベーション活動を、ジーンクエストおよび東京大学と連携して推進しています。
③健康診断データ
健康診断で得られるフィジカルデータはもちろん、ストレスチェックデータも活用することで、心身両面のデータをパーソナライズに活用することができます。
NTTデータは、これらのデータを一元管理するクラウドサービスHealth Data Bankを運用し、企業の健康経営に寄与しています。
④医療データ
疾病歴や検査履歴、処方履歴などの医療データを活用も重要です。NTTデータは、電子カルテを含む詳細な医療情報を収集・匿名加工医療情報作成事業(千年カルテ)をライフデータイニシアティブと連携して提供しており、個別化医療の進展を目指しています。
これら4領域のセンシティブなデータを横断的に有効活用するために、セキュアな環境でデータ管理および分析できることが求められます。